精選版 日本国語大辞典 「三人法師」の意味・読み・例文・類語
さんにんほうし ‥ホフシ【三人法師】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
室町期の物語。2巻。作者不詳。3人の高野聖(こうやひじり)の懺悔(ざんげ)による発心譚(ほっしんたん)。足利尊氏(あしかがたかうじ)が将軍時代、そのお供をしていた糟谷(かすや)四郎左衛門は恋女房が惨殺されて出家したという第1話。強盗荒五郎が、年末に女房に責められ高貴な女を襲い殺して戻ると、女房はその女の髪まで切りに出かける。その業(ごう)の深さに感じて発心したという第2話。父が楠木正成(くすのきまさしげ)に殉じて切腹したという篠崎(しのざき)六郎左衛門は、主君が足利へ降参したのを機に出家修行の身となったが、妻の死と遺児のことを耳にすると高野山に登ったという第3話(『西行(さいぎょう)物語』と同工)からなり、中世の現実を踏まえた作。『太平記』巻35「北野通夜物語」の系譜にたち、江戸時代初期の仮名草子『七人比丘尼(しちにんびくに)』、尾崎紅葉『二人比丘尼色懺悔(いろざんげ)』の先蹤(せんしょう)。
[秋谷 治]
『市古貞次校注『日本古典文学大系38 御伽草子』(1958・岩波書店)』
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…枠物語の形式は西欧文学にのみみられるものではなく,物語文学を持つ諸民族の文学に共通に存在するといえよう。日本でも中世の説話や御伽草子などにこの形式がみられるが,たとえば室町期の小説《三人法師》は3人の高野聖のそれぞれの発心譚によって全体が構成される,枠物語のすぐれた小品である。 近年では,欧米を中心に,SFやファンタジーのジャンルも含めて,物語形式の復活による小説の活性化がさまざまに試みられており,枠物語の形式をとる作品が現れる一方,ロートマンやウスペンスキーら現代ソビエトの記号論学者は,芸術テキストの生成の問題としてこの形式に注目する研究を発表している。…
※「三人法師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
他の人にすすめること。また俗に、人にすすめたいほど気に入っている人や物。「推しの主演ドラマ」[補説]アイドルグループの中で最も応援しているメンバーを意味する語「推しメン」が流行したことから、多く、アイ...
11/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/26 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
10/19 デジタル大辞泉プラスを更新
10/19 デジタル大辞泉を更新
10/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新