済井出村(読み)すむでいむら

日本歴史地名大系 「済井出村」の解説

済井出村
すむでいむら

[現在地名]名護市済井出すむいで

羽地はにじ間切の離島屋我地やがじ島の北東部に位置し、南東屋我やが村。スムディとよぶ。集落は東の東シナ海に面する海岸低地に立地し、南北に長く見事な碁盤目状をなしている。村名は澄んだ水が湧き出るところ、または屋我グスクの北の港シムティ(下港)と解する説がある(沖縄地名考)。屋我村からの分村と伝えられ、屋我グスクの西端で確認された住居跡は済井出村の発祥にかかわると伝承されており、現在は済井出の殿と称されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android