済井出村(読み)すむでいむら

日本歴史地名大系 「済井出村」の解説

済井出村
すむでいむら

[現在地名]名護市済井出すむいで

羽地はにじ間切の離島屋我地やがじ島の北東部に位置し、南東屋我やが村。スムディとよぶ。集落は東の東シナ海に面する海岸低地に立地し、南北に長く見事な碁盤目状をなしている。村名は澄んだ水が湧き出るところ、または屋我グスクの北の港シムティ(下港)と解する説がある(沖縄地名考)。屋我村からの分村と伝えられ、屋我グスクの西端で確認された住居跡は済井出村の発祥にかかわると伝承されており、現在は済井出の殿と称されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android