日本歴史地名大系 「渚滑線」の解説 渚滑線しよこつせん 北海道:網走支庁渚滑線紋別市と絞別郡滝上(たきのうえ)町間を走っていた国鉄の廃止路線。大正七年(一九一八)渚滑川流域の農林産物開発を目的として渚滑―サクル―原野(げんや)(現滝上町)間の鉄道敷設が決まり、同九年一〇月に起工した。国鉄名寄線(のち名寄本線)渚滑駅(現紋別市)から分岐し渚滑川に沿って南下、延長二一・三キロの鉄道が敷設され、北から渚滑村(現同上)に下渚滑・中渚滑・上渚滑、滝上村(現滝上町)に滝ノ下・北見滝ノ上(きたみたきのうえ)の五駅を設けて、同一二年一一月五日開業した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報