減気(読み)ゲンキ

デジタル大辞泉 「減気」の意味・読み・例文・類語

げん‐き【減気/験気】

病気勢いが衰えて、快方に向かうこと。
「師の病すこぶる―ありて」〈今昔一九・二四〉

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精選版 日本国語大辞典 「減気」の意味・読み・例文・類語

げん‐き【減気・験気】

  1. 〘 名詞 〙 病気の勢いが衰えること。病気が快方に向かうこと。病気がなおること。また、治療祈祷(きとう)の効き目が現われ始めること。
    1. [初出の実例]「既に祭畢て後、師の病頗る減気有て、祭の験有に似たり」(出典:今昔物語集(1120頃か)一九)

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