渡らひ(読み)ワタライ

デジタル大辞泉 「渡らひ」の意味・読み・例文・類語

わたらい〔わたらひ〕【渡らひ】

生活のためにする仕事世渡りのわざ。なりわい。また、暮らし向き。
「自ら勢家に託きて―を求む」〈孝徳紀〉

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精選版 日本国語大辞典 「渡らひ」の意味・読み・例文・類語

わたらいわたらひ【渡・活】

  1. 〘 名詞 〙 世渡りのためにするわざ。生活のための仕事。また、生活。なりわい。すぎわい。活計生計
    1. [初出の実例]「主(あろし)貧困を歎き、自ら勢家に託て活(ワタラヒ)を求む」(出典日本書紀(720)大化二年三月(北野本訓))
    2. 「年頃わたらひなどもいとわろくなりて、家もこぼれ、使ふ人なども得ある所にいきつつ」(出典:大和物語(947‐957頃)一四八)

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