日本歴史地名大系 「渡原村」の解説 渡原村どのはらむら 富山県:東礪波郡平村渡原村[現在地名]平村渡原大崩島(おおくずしま)村の北西、庄川左岸に位置し、同村へは籠渡しで渡る。「越中志徴」の引く郷村名義抄に「此村庄川籠渡御座候而、往来之ため昔年村相立申に付渡原村と申由御座候」とあるように、小谷組内の村々が杉尾(すぎお)峠を越えての城端(じようはな)往来の籠場村を必要としたため村立てされ、当村は小谷組に所属した。寛永七年(一六三〇)の高二三石余、免五ツ一歩八厘(高・免ともに幕末まで変化なし)、納所金子四両余・塩硝代四分余(「検地見図帳並免定目録」川合家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報