渡嘉敷(村)(読み)とかしき

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

渡嘉敷(村)
とかしき

沖縄県島尻郡(しまじりぐん)にある村。那覇市の西方約30キロメートルにあり、大小10余島からなる。渡嘉敷島以外は無人島。渡嘉敷島は慶良間列島(けらまれっとう)中最大の島で、山地状の地形をなす。那覇泊(とまり)港との間に定期船航路がある。第二次世界大戦前は那覇市の薪炭供給地。戦前戦後を通じて村の主産業であったカツオ漁は後継者がなく消滅した。1945年(昭和20)3月27日、アメリカ軍が上陸。住民の集団自決という悲惨な歴史をもつ。水稲と野菜を主とした農村であるが、慶良間諸島国立公園に含まれ、観光地化が顕著である。面積19.23平方キロメートル、人口730(2015)。[堂前亮平]
『『渡嘉敷村史』(1987・渡嘉敷村)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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