渡部お糸(初代)(読み)わたなべ おいと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡部お糸(初代)」の解説

渡部お糸(初代) わたなべ-おいと

1876-1954 明治-大正時代民謡歌手。
明治9年11月6日生まれ。子どものころから安来節(やすぎぶし)をうたい,明治44年保存会の結成で活動の場がひろがる。大正5年のレコード吹き込み,全国俚謡(りよう)名人大会での優勝,東京浅草木馬館での常時公演,全国巡業などで安来節を日本有数の民謡にそだてあげた。現代まで4代をかぞえる。昭和29年3月27日死去。77歳。島根県出身。本名はいと。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例