温帯冬雨気候(読み)おんたいとううきこう(その他表記)Cs climate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「温帯冬雨気候」の意味・わかりやすい解説

温帯冬雨気候
おんたいとううきこう
Cs climate

温帯気候の一つで,年間降水量が冬に多くなる気候。ウラジーミル・P.ケッペン気候区分では,冬の最多雨月降水量が夏の最寡雨月降水量の 3倍以上の気候の地域。最も典型的に現れるのが地中海地域であることから,地中海式気候ともいう。地中海での冬の降水量はそれほど多くはなく,夏に比べれば冬雨型ということであり,特徴としては温帯夏乾燥気候というほうが適切である。その他,北アメリカ大陸のカリフォルニア地方,アフリカ大陸南端部,オーストラリア大陸南西部,南アメリカのチリ中央部もこれにあたる。植生は,夏の乾燥に強いオリーブ,イチジクレモンオレンジなどが主となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む