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地中海性気候 チチュウカイセイキコウ

デジタル大辞泉の解説

ちちゅうかいせい‐きこう【地中海性気候】

ケッペンの気候区分による温帯気候の一。符合はCs。冬は温暖で雨が多く、夏は高温で乾燥する。エジプトリビアを除く地中海沿岸・南アフリカ南西部・アメリカ西海岸・チリ中部などにみられる。オリーブやブドウ・柑橘類の栽培が盛ん。
[補説]最暖月平均気温がセ氏22度以上の地域(地中海沿岸・カリフォルニア州など)をCsa、22度未満で平均気温10度以上の月が4か月以上の地域(スペイン北西部・米国北西部・チリ中部など)をCsb、同じく3か月以下の地域(極めてわずかに点在)をCscに分ける場合もある。

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百科事典マイペディアの解説

地中海性気候【ちちゅうかいせいきこう】

地中海式気候

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地中海性気候
ちちゅうかいせいきこう

温帯冬雨気候」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

地中海性気候
ちちゅうかいせいきこう

温帯気候の一種。地中海気候あるいは地中海式気候、温暖夏季少雨気候ともいう。ヨーロッパ地中海沿岸地方に典型的にみられるのでこの名がある。ケッペンの気候分類ではCs気候(温帯冬雨(ふゆあめ)気候)にあたる。
 気候の特徴は温帯気候のなかで降水の配分が冬に多く夏に少ない点で、ケッペンは、冬の最多雨月の雨量が夏の最小雨月の雨量の3倍以上の所としている。ヨーロッパ地中海では、夏に中緯度高圧帯の領域に入るために晴天が続き乾燥する。冬は、アフリカ北西部に中心をもつアゾレス高気圧と、ヨーロッパ内陸に張り出した大陸高気圧との間の気圧の谷に位置するため、前線や低気圧が活動し降水量が増加する。この地方は古くから西洋文化の発生地として知られているが、豊富な雨量により農業はオリーブ、イチジク、オレンジなどの柑橘(かんきつ)類、ブドウなどの果樹、コムギ、オオムギなどを組み合わせたいわゆる地中海式農業が行われてきた。夏雨が少ないため灌漑(かんがい)施設の歴史は古い。この気候に属する地域は大陸西岸温帯、とくにアメリカのカリフォルニア、チリ中部、南アフリカ南端部、オーストラリア南西部などにみられるが、開発の新旧により地域の性格はそれぞれ異なっている。[小林 望・福岡義隆]

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