日本歴史地名大系 「温故書院跡」の解説 温故書院跡おんこしよいんあと 秋田県:能代市能代町長根町温故書院跡[現在地名]能代市上町在府(ざいふ)屋敷の中にあり、天保七年(一八三六)の能代奉行所絵図(大館栗盛記念図書館蔵)には、御米蔵寄りの一角に「読書所」とある。野上陳令の「御学館文学日記」(県立秋田図書館蔵)の文政一〇年(一八二七)二月一六日条に<資料は省略されています>とある。秋田藩では寛政年間(一七八九―一八〇一)藩校明徳館(めいとくかん)はじめ檜山崇徳書院(ひやまそうとくしよいん)などの郷校が成立するが、能代はそれより三〇年ほど遅れて読書所が開設された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by