温江村(読み)あつえむら

日本歴史地名大系 「温江村」の解説

温江村
あつえむら

[現在地名]加悦町字温江

加悦町かやまちの東方にあたり、村内を温江川が流れる。村の東北部・南西部は大江おおえ山麓流尾ながれお山地で、山裾に沿って集落が点在する。

丹後国田数帳に、

<資料は省略されています>

と記される。「和名抄」にいう謁叡あちえ郷は加悦谷南部において広い地域をさしたものと考えられる。田数帳の謁江郷は謁叡郷のうちから立荘されたものを除いた残りの部分と考えるならば、温江村付近をさすものとしてよさそうである。

慶長検地郷村帳に高一二一二・六二石「温江村」とみえ、延宝九年(一六八一)の延高で一千三四六石余となった(天和元年宮津領村高帳)。宮津藩領。

明和三年(一七六六)段階での当村の機数は五機であったが(宮津藩文書)、享和三年(一八〇三)御領分縮緬屋御鑑札御改帳(「丹後加悦町誌」所引)によると、「拾五機外ニ新機五機」と増加している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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