湊橋(読み)みなとばし

日本歴史地名大系 「湊橋」の解説

湊橋
みなとばし

新井田にいだ川の河口近くにあり、右岸の湊町ほん町と左岸小中野こなかの八丁目(新丁)を結ぶ。元禄五年(一六九二)に竣工したもので、架橋の人足は久慈くじ(のち八戸廻に変更)軽米かるまい(現岩手県北東部)の蔵入地に高割された(「御勘定所日記」同年二月一七日・一九日条、四月一八日条)。当橋を通る荷物には橋料が課され、藩または架橋請負人が徴収した。橋料は享保一〇年(一七二五)以前は「積出穀壱駄ニ付三銭、目形物四拾貫目壱石ニシテ三銭」と定められていたが、同年より同一六年まで架橋請負人の湊村甚兵衛が一駄につき五銭の徴収を認められ、翌一七年から再び旧に復した(「八戸藩日記」同年五月一四日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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