湊谷村
みなとだにむら
[現在地名]鳴門市瀬戸町湊谷
堂浦の北西、日出湾北岸部の小村。江戸時代中期に堂浦から分れた村で、天和二年(一六八二)の蔵入高村付帳に湊谷村とあり、八石余が蔵入地。文化一〇年(一八一三)の高都帳では高一五石余。「阿波志」には土田は中等、陸田一〇分の二・水田一〇分の八の割合で計一町七反余。旧高旧領取調帳でも高一五石余ですべて蔵入地。「鳴門辺集」の家数三、「阿波志」の家数二。耕作と山稼を渡世とし、とくに塩竈で焚く柴薪を山で採っていた(鳴門辺集)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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