湖上家屋

山川 世界史小辞典 改訂新版 「湖上家屋」の解説

湖上家屋(こじょうかおく)

杭上住居ともいう。湖岸に杭を立て,その上に住居を営む生活様式で,スイスを中心にして,ピレネー山脈の北からライン川の西にわたるアルプス湖床地帯に多い。遺跡は,新石器時代から青銅器時代に及ぶ。特殊な環境により,動物遺骸穀物木材織物などがよく残り,新石器時代以降の西ヨーロッパ文化の発展を知るうえに貴重な資料となっている。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android