最新 地学事典 「湖東流紋岩類」の解説
ことうりゅうもんがんるい
湖東流紋岩類
Koto rhyolites
琵琶湖東岸地域に分布する白亜紀後期の流紋岩質火砕岩類。かつては石英斑岩と呼ばれていた。鈴鹿山脈山麓部に分布する主岩体と,湖東平野に点在するものとに大別。いずれも流紋岩質溶結凝灰岩を主とする。主岩体は,丹波帯の先白亜系を基盤として,NNW-SSE方向に長軸をもつ楕円状分布(約20km)を示し,外側に花崗斑岩の弧状岩脈を伴う。全層厚1,000m以上。不整合を挟んで新旧二つのグループに大別され,それぞれが火砕岩と半深成岩(斑岩類)からなる。岩相は濃飛流紋岩類に酷似。平野部については詳細不明。三村弘二ほか(1970)命名。
執筆者:山田 直利
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

