ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「湖水汽船」の意味・わかりやすい解説 湖水汽船こすいきせんlake steamer; laker 北アメリカ,五大湖地方で用いられた船。同地方の重要な輸送機関として用いられてきた船で,収容力は大きいが喫水が浅くつくられていた点に特徴があった。 1959年4月セントローレンス水路が完成するまでは大型外航船は湖まで入り込むことができなかったため,大型船と湖岸の要所をつなぐ役目を果してきた。セントローレンス水路が開通して,この水域が外航船も航行する海運水域になってからは,数万重量tの湖水船が,トロント,モントリオール,ハリファックス,セントジョンの間の内航海運として,小麦や鋼材を運ぶようになった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by