湯ノ台村(読み)ゆのたいむら

日本歴史地名大系 「湯ノ台村」の解説

湯ノ台村
ゆのたいむら

[現在地名]雄勝町秋ノ宮 たい

役内やくない川上流に位置し、たかまた荒湯あらゆ稲住いなずみなどの温泉を擁する。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に川井かわいのうち湯台村とある。横堀よこぼり村から仙台藩領栗原郡鬼首おにこうべ(現宮城県玉造郡鳴子町)に通ずる脇街道に沿い、天和元年(一六八一)の領中大小道程帳(秋田県庁蔵)に、

<資料は省略されています>

とある。明和九年(一七七二)と文久二年(一八六二)の「覚」(秋田藩町触集)には「湯台口」「湯野台口」と記される。

文化一二年(一八一五)の「秋田風土記」によれば、寛文三年(一六六三)口留番所が置かれ「湯沢給人二人手附足軽二人、八人扶持を賜ふ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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