横堀町(読み)よこぼりまち

日本歴史地名大系 「横堀町」の解説

横堀町
よこぼりまち

[現在地名]米沢市南原横堀町みなみはらよこぼりまち

笹野ささの町の東に位置する下級家臣(原方衆)屋敷町。猪苗代いなわしろ町と石垣いしがき町を結ぶ横道に沿う両側町。南原五町の一。明和六年(一七六九)の原方屋敷絵図(市立米沢図書館蔵)によれば家数四五。弘化三年(一八四六)の屋敷割帳では屋敷数三二・空屋一三。明治二〇年(一八八七)の「地方行政区画便覧」には南原横堀町とみえる。

横堀町
よこぼりちよう

[現在地名]津和野町町田まちだ

外濠が南で西に折れ津和野川に至るので横堀と称した。この堀沿いの東西道に沿う家中屋敷町。津和野川には筋違橋が架かり、御菜園所に至る。もとは町田村の湿地帯であった。元禄期城下侍屋敷等絵図(津和野町郷土館蔵)では下級家臣屋敷九軒がある。ただし外濠の東側の三間さんげん街道沿いの鳴滝なるたき通にぶつかる地までには、畳屋紺屋綿屋など職人や、えびす屋・真砂屋など屋号をもつ商人が居住。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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