湯の子(読み)ユノコ

デジタル大辞泉 「湯の子」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐の‐こ【湯の子/湯の粉】

茶の湯で、懐石の終わりに出す練り湯に入れる焦げ飯り米。
釜底に焦げついた飯をかゆにしたもの。
「もはや―の便も切れ、露命すでに終らん事」〈浮・貧人太平記〉

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精選版 日本国語大辞典 「湯の子」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐の‐こ【湯子・湯粉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 焦げついた飯を粥にしたもの。おゆのした。
    1. [初出の実例]「白き物こそ黒くなりけれ かうばしき湯の粉も先のめしにして〈徳元〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)一七)
  3. 茶の湯で、会席最後に出す湯桶の湯にはいっているかきもちやおこげなどのこと。

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