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湯桶 ユオケ

デジタル大辞泉の解説

ゆ‐おけ〔‐をけ〕【湯×桶】

入浴の際に用いる、湯を入れる桶。
茶道具の一種。寒中露地蹲踞(つくばい)に湯を入れて出す

ゆ‐とう【湯×桶】

湯茶を入れる器。木製でつぎ口と柄(え)があり、多くは漆塗り。そば屋そば湯を入れて用いたりする。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典の解説

ゆとう【湯桶】

注ぎ口と柄のついた、湯を入れて客に供するのに用いる器。そば店などでそば湯を出すとき、または懐石で最後に練り湯を出すときに用い、練り湯自体をもさす。器には角形と丸形のものがあり、木製で漆塗りのものが一般的だが、懐石では夏期には金属製のものを用いることもある。懐石用のものには同じ素材でできた「湯の子すくい」という杓子(しゃくし)が添えられ、練り湯に入っている湯の子飯椀にとるのに用いる。◇そば湯用のものは「湯筒」、懐石用のものは「湯斗」とも書く。「湯次(ゆつぎ)」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ゆとう【湯桶】

食後に飲む湯を入れる容器。〈湯筒〉とも書き,〈湯次(ゆつぎ)〉と呼ぶこともある。現在ではふつう,そば屋でそば湯を入れるのに用いる注ぎ口と柄のついた漆器をいうが,根来(ねごろ)の伝世品などでは弦状の取っ手をつけたものが多い。室町時代には贈答用の酒を入れることも多く,江戸時代になると葬式のあとなどに湯桶に酒を入れてふるまうのを〈湯桶酒(ゆとうざけ)〉と呼ぶこともあった。〈ゆとう〉は上の字を,下の字を音で読むもので,こうした読み方を湯桶読みといい,上を音,下を訓で読む重箱読みとともに,〈儒者などは甚笑う事なり〉と伊勢貞丈は書いている。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

ゆおけ【湯桶】

入浴のときなどに用いる湯を入れる桶。
茶席で寒中に湯を入れて露地の蹲つくばいに出す桶。

ゆとう【湯桶】

湯を入れるのに用いる木製の器。桶おけの形をして、注ぎ口と柄があり、普通は漆塗り。そば屋などで、そば湯を入れて供するのに用いる。ゆつぎ。

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食器・調理器具がわかる辞典の解説

ゆとう【湯桶】

注ぎ口と柄のついた、湯を入れて客に供するのに用いる器。そば店などでそば湯を出すとき、または懐石で最後に練り湯を出すときに用い、練り湯自体をもさす。器には角形と丸形のものがあり、木製で漆塗りのものが一般的だが、懐石では夏期には金属製のものを用いることもある。懐石用のものには同じ素材でできた「湯の子すくい」という杓子(しゃくし)が添えられ、練り湯に入っている湯の子を飯椀にとるのに用いる。◇そば湯用のものは「湯筒」、懐石用のものは「湯斗」とも書く。「湯次(ゆつぎ)」ともいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

湯桶
ゆとう

茶懐石で、食後に出される焦げ湯を入れる器、あるいはそば湯入れをいう。湯次(ゆつぎ)ともいう。多くは漆製で、注ぎ口と把がついている。形は丸形と角形がある。茶懐石では、炒(い)り米を湯といっしょに湯桶に入れ、香ばしい香りと湯の甘味を味わう。また、この焦げ湯自体も湯桶という。
 そば湯入れとしての場合は、そばをゆでたそば湯を湯桶に入れて出し、そばを食べ終わったら、つけ汁の中にそば湯を注いで飲む。湯桶の材質は、漆製のほか、金属や瀬戸物などのものもある。[河野友美・大滝 緑]

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