湯の山温泉(広島県)(読み)ゆのやまおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「湯の山温泉(広島県)」の意味・わかりやすい解説

湯の山温泉(広島県)
ゆのやまおんせん

広島県西部、広島市の西北部にある温泉湯来(ゆき)温泉とともに国民保養温泉地に指定されている。1991年(平成3)国民保健温泉地にも指定された。水内(みのち)川に沿いラドンを含む冷泉放射能泉)で知られ、広島藩湯治場であった。当時の湯治場があり「湯の山明神旧湯治場」として国の重要有形民俗文化財に指定されている。かつては37軒もの宿屋があったが、現在は5、6軒で山間の素朴な湯治場となっている。広島駅からバスの便がある。

[北川建次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android