日本歴史地名大系 「湯所下の惣門」の解説 湯所下の惣門ゆところしたのそうもん 鳥取県:鳥取市鳥取城下湯所下の惣門[現在地名]鳥取市湯所町(ゆところちよう)二丁目・東町(ひがしまち)三丁目杉浦(すぎうら)の惣門の北東にある郭内九つの惣門の一。「鳥府志」は古名を丹後町口(たんごまちぐち)とし、また門外材木(ざいもく)町へ通ずるので材木町口(ざいもくまちぐち)とも称すると記す。安政六年(一八五九)の城下絵図では丹後口御門とある。同絵図によれば、門外からは、湯所下ノ丁を南東に進み惣堀に架かる土橋を渡ると、突当りが米子荒尾氏下屋敷となる。同所から堀に沿って山手側に五、六間の所に惣門が建てられていた。門を通ると、北東の湯所中の惣門に通じる道と、南東に折れて内堀と大名(だいみよう)小路北端を結ぶ道へ通じる道が分岐していた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by