ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「満月台」の意味・わかりやすい解説
満月台
まんげつだい
Manwǒltae
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…城壁内はほぼ半径2kmの円形であり,面積はおよそ14km2にすぎない。松岳山麓の満月台と呼ばれるやや高い所に王宮が建ち,その東西に宗廟である関王廟と社稷壇が建立された。王建は中国から伝わり民衆の間に根づいた風水説を信奉し,王陵や王宮地を選定したとされる。…
…また半島西側の鴨緑江河口から東海岸の定平に至る千里長城を築いて北方民族に対する防備を固めた。開城には都城北辺の松岳山麓の満月台に王宮が設けられ,城内には仏教を国教として無数の寺院が建てられた。しかし,建国以来,遼(契丹),金(女真),元(蒙古)の相次ぐ入寇をうけ,王宮も幾度か兵火にかかり,焼失再建を繰り返した。…
※「満月台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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