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陰陽地理説 いんようちりせつǓmyang chirisǒl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

陰陽地理説
いんようちりせつ
Ǔmyang chirisǒl

中国,朝鮮,日本で盛行した民間俗信の一つ。陰陽思想は本来中国の戦国時代頃に成立した一つの世界観であるが,のちに各種の迷信禁忌と結合してさまざまな民間信仰となり,中国のみならず周辺諸国に流出された。朝鮮には早くから陰陽道や道家の思想が伝来しているが,高麗時代はことにそれが民間の俗信と結合して風水説,地理説などと呼称され,官民の信仰を受けた。高麗朝では仏教が国教的地位を占めたが,上述の風水説,地理説は仏教とも結びつき,僧侶風水師,地理師として予言者的役割をになう場合も多かった。その代表的事例は 12世紀前半,仁宗 (在位 1123~46) の頃現れた僧侶の妙清である (→妙清の乱 ) 。妙清は西京 (平壌) の地が陰陽の立場からみて吉相であるとして仁宗に首都を開京 (開城) からこの地に移すことを説き,いれられぬため反乱を起したのは有名である。

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