満田ユイ（読み）ミツダ ユイ

20世紀日本人名事典

満田 ユイ
ミツダ ユイ

明治〜昭和期の教育者 鹿児島高等実践女学校校長。

生年

明治17(1884)年1月6日

没年

昭和7(1932)年6月7日

出生地

鹿児島県

学歴〔年〕

渡辺裁縫女学校〔明治40年〕卒

経歴

鹿児島市立女子徒弟興業学校を卒業後、鹿児島県加治木の旧家に嫁ぐが、間もなく離婚。明治37年に上京し、渡辺裁縫女学校に学ぶ。40年に同校を卒業して帰郷。同年役に立つ教育を目指して鹿児島女子技芸学校を創立し、校長に就任。その教育方針は、日本初の洋食講座の開設やセーラー服を制服に採用するなど当時としては斬新なものであった。大正15年同校を鹿児島高等実践女学校に改称。次いで、昭和5年にはデパートと提携して実習授業を行う鹿児島女子実践商業を併設し、現在の実践学園の基盤を固めた。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

満田ユイ みつだ-ユイ

1884－1932　明治-昭和時代前期の教育者。
明治17年1月6日生まれ。役にたつ教育を建学の精神とし,明治40年女子技芸講習所をひらく。大正15年鹿児島高等実践女学校と改称。昭和5年鹿児島女子実践商業(現実践学園)を併設。実習制度をもうけるなどの斬新な教育方針をとった。昭和7年6月7日死去。49歳。鹿児島県出身。渡辺裁縫女学校卒。

出典　講談社