満禄郷(読み)まろごう

日本歴史地名大系 「満禄郷」の解説

満禄郷
まろごう

「和名抄」所載の郷で、高山寺本・東急本ともに万呂と訓じ、名博本ではマロとする。正倉院宝物浅縹布墨書銘には「□□(上総)国□□(朝夷)郡 細布壱端長四丈□尺 専当国司大掾正六 天平勝宝□□(八歳)□月」「朝夷郡満禄郷戸主□部広□調細布壱端長四丈二尺 天平勝宝八歳十一月」とあり、安房国が上総国に併合されていた天平勝宝八年(七五六)当郷の戸主「□部広庭」が調として細布を貢納している。「日本地理志料」は丸子(まるこ)すなわち満禄とみて、現丸山(まるやま)町丸本郷(まるほんごう)を中心に石堂(いしどう)・御子神(みこがみ)・宮下(みやした)などから三芳(みよし)村山名(やまな)・御庄(みしよう)の地辺りまでを想定し、「大日本地名辞書」は旧満禄村に比定、中世には丸御厨と称したとしている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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