源経頼(読み)みなもとのつねより

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「源経頼」の意味・わかりやすい解説

源経頼
みなもとのつねより

[生]貞元1(976)
[没]長暦3(1039).8.24.
平安時代中期の廷臣扶義の子。母は源是輔女。藤原行成女を室とする。近江和泉,丹波守を歴任し,蔵人頭を経て,長元3 (1030) 年 55歳で参議となる。なお享年を 55歳とする説もある。

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世界大百科事典(旧版)内の源経頼の言及

【宇多源氏】より

…宇多天皇を祖とする賜姓源氏。一世の賜姓は藤原忠平室となった源順子など女子のみで,他は斉世,敦慶,敦固,敦実諸親王の子の賜姓である。敦実親王の系統が最も栄えた。親王の子源雅信(920‐993)は左大臣として朝廷に重きをなし,弟重信(922‐995)も左大臣に昇ったが,ともに父敦実親王の才能をうけて音楽の道に秀でていた。雅信の兄の寛朝(かんちよう),弟雅慶(がけい)はともに東寺長者,法務,大僧正となり,真言密教の重鎮として活躍した。…

【左経記】より

…参議左大弁源経頼(985‐1039)の日記。名称は〈左大弁経頼〉に由来するが,〈経頼〉の偏旁により《糸束記》ともいう。…

※「源経頼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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