溜の間(読み)たまりのま

精選版 日本国語大辞典 「溜の間」の意味・読み・例文・類語

たまり【溜】 の 間(ま)

① 人の集まり控えている場所。控所。詰所
浄瑠璃新うすゆき物語(1741)上「『はっ』と御前を溜(タマ)りの間より伴ひ出る血気の若者
江戸時代、大名詰所の一つとして江戸城内黒書院に付属する部屋
※職掌録(18C中‐後)「彦根会津高松の三家は代々溜間に候す」

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デジタル大辞泉 「溜の間」の意味・読み・例文・類語

たまり‐の‐ま【×溜の間】

江戸城中黒書院にあり、親藩譜代大名が詰めていた部屋。

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