溢流氷河(読み)イツリュウヒョウガ

デジタル大辞泉 「溢流氷河」の意味・読み・例文・類語

いつりゅう‐ひょうが〔イツリウ‐〕【×溢流氷河】

氷床氷帽から流れ出る氷河。ふつう山地などでき止めきれず、谷氷河となったものをさす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「溢流氷河」の意味・わかりやすい解説

溢流氷河
いつりゅうひょうが
outlet glacier

氷床あるいは内陸氷の縁辺部が山地によってせきとめられ,山地の低所からあふれ出した氷河グリーンランド周辺や,南極大陸の沿岸部に好例が多い。内陸への侵入路になることもあるが,基盤傾斜に変化が多いため,クレバス帯や氷瀑 (→アイスフォール ) が生じて通過困難な例も少くない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android