溢血点(読み)いっけつてん(英語表記)petechiae

世界大百科事典 第2版の解説

いっけつてん【溢血点 petechiae】

毛細血管の破綻(はたん)によって生じるアズキ大以下の小出血。それより大きいものは溢血斑という。窒息死の診断上,重要な症状とされる。毛細血管内圧の上昇,低酸素あるいは無酸素状態による毛細血管壁の透過性の亢進,毛細血管壁の痙攣けいれん)などが成因と考えられ,出現部位は眼瞼結,眼球結膜,口腔粘膜,咽喉部の粘膜,肺胸膜,胸腺被膜,心膜,心外膜,腎盂(じんう)粘膜など。窒息死にみられる肺胸膜の溢血点はタルジュー斑点といわれる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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