日本大百科全書(ニッポニカ) 「溶岩樹型」の意味・わかりやすい解説 溶岩樹型ようがんじゅけい 流動する高温の溶岩が樹木を取り囲み、冷え固まったときに、燃焼した木の幹の跡が洞穴となったもの。その壁に樹皮、木目(もくめ)などの型を残す場合もある。玄武岩質かそれに近い安山岩質の溶岩流にみられる。富士山の剣丸尾(けんまるび)・青木ヶ原、長野・群馬県境の浅間山北麓(ほくろく)に多い。[諏訪 彰] 溶岩樹型 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例