滝ヶ宇呂(読み)たきがうろ

日本歴史地名大系 「滝ヶ宇呂」の解説

滝ヶ宇呂
たきがうろ

[現在地名]舞鶴市字滝ヶ宇呂

ひのき川の支流滝川の最上流に位置し、滝ヶ有路・滝ヶ有呂・滝ヶ洞とも記す。

慶長検地郷村帳には記載されず、享保三年(一七一八)の領中郷村高付に「滝ケ宇呂 御物成拾石」とある。土目録では独立村として高一〇石「滝ケ宇呂」とあり、旧語集では大俣おおまた村の中に含まれている。

当地は、坂上田村麻呂後胤を称する田村氏が豊前より来り、京極高三の許しを得てこの地を開拓し郷士として取り扱われ、牧野氏からも特別の待遇を受けていたといわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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