20世紀日本人名事典 「滝田実」の解説
滝田 実
タキタ ミノル
昭和・平成期の労働運動家 ゼンセン同盟名誉会長;元・同盟会長。
- 生年
- 大正1(1912)年12月15日
- 没年
- 平成12(2000)年12月9日
- 出生地
- 富山県射水郡小杉町
- 学歴〔年〕
- 高岡工芸電気機械科〔昭和6年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 勲一等瑞宝章〔昭和58年〕,小杉町(富山県)名誉町民〔平成7年〕
- 経歴
- 昭和6年日清紡績入社。戦後21年日清紡労組結成と共に副組合長となり、23年会長。同年全国繊維産業労働組合同盟(全繊同盟)結成に努力し会長。25年総評結成に参加。29年総同盟と合体、全労会議を結成、初代議長に就任した。40年国際自由労連副会長。全労結成後、近江絹糸争議に直面、106日間のストを支え勝利に導いた。37年全労、総同盟、全官公3団体統一で全日本労働総同盟組合会議(同盟)を結成、副会長、43年会長。右派労働運動の総帥として活躍。47年引退。この間、20余年にわたり中央労働委員会委員、日本生産性本部副会長を務めた。48年アジア社会問題研究所を設立し理事長。国際交流基金顧問もつとめる。著書に「わが回想―労働運動ひとすじに」「虚構の清算」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報