虚構(読み)キョコウ

デジタル大辞泉 「虚構」の意味・読み・例文・類語

きょ‐こう【虚構】

1 事実ではないことを事実らしくつくり上げること。つくりごと。
2 文芸作品などで、作者の想像力によって、人物・出来事・場面などを現実であるかのように組み立てること。フィクション。仮構。
[類語]フィクション・作り事・創作・物語・話はなし・叙事・ストーリー・お話・作り話・説話・小説・口碑こうひ・伝え話・昔話・民話・伝説・言い伝え

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精選版 日本国語大辞典 「虚構」の意味・読み・例文・類語

きょ‐こう【虚構】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 事実でないことを、本当のことのように仕組むこと。つくりごと。いつわり。
    1. [初出の実例]「彼等は羅織虚構を以て良民を罪に陥れる事さへあるさうだ」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一〇)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐范滂伝〕
  3. ② 文学などで、想像力によって、現実の事柄のように物語や劇を仕組むこと。つくりばなし。フィクション。
    1. [初出の実例]「其記載せる物語はもとより全く事実にあらねどまた虚構(キョカウ)ともいひがたかり」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)
  4. ③ 現実を模して作ったもの。つくりもの。
    1. [初出の実例]「撮影用の虚構の建物のように見えてくる」(出典:抱擁(1973)〈瀬戸内晴美〉三)

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普及版 字通 「虚構」の読み・字形・画数・意味

【虚構】きよこう

作りごと。〔後漢書、党錮、滂伝〕王甫、(滂を)詰(なじ)りて曰く、共に部黨をり、自ら相ひ襃擧し、を論し、端無し。の謀結する、竝びに何をか爲さんと欲する。皆(実事)を以て對へ、隱することを得ずと。

字通「虚」の項目を見る。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「虚構」の意味・わかりやすい解説

虚構
きょこう

「フィクション」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の虚構の言及

【フィクション】より

…本来,虚構とかつくりごとを意味するが,英語では小説作品をも指す。小説はもともと娯楽用,あるいは教戒用のつくり話であった。…

※「虚構」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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