滝輪村(読み)たきわむら

日本歴史地名大系 「滝輪村」の解説

滝輪村
たきわむら

[現在地名]浅川町滝輪

蛇行しながら北流するやしろ川に南と東を限られ、対岸南は浅川村。慶安検地目録(矢吹家文書)による高四七二石余、家数六・人数三四。白河古領村郷高帳では高四四八石余。安永九年(一七八〇)の高四七二石余、家数一四・人数六七(「高家数人数控帳」岡部家文書)。旧高旧領取調帳では高三七九石余。文久三年(一八六三)五月、当時幕府直轄領であった当村と大田輪おおたわ村・そめ村・小貫おぬきの四ヵ村が、社川上流の玉野たまの(現棚倉町)水利をめぐり棚倉藩領玉野福井ふくい一色いつしき伊野上いのかみ・伊野下の五ヵ村(現同上)を相手取って訴状を提出、元治元年(一八六四)幕府の裁決により落着した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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