普及版 字通 「滸」の読み・字形・画数・意味
滸
14画
(異体字)
7画
[字訓] ほとり
[説文解字]
[字形] 形声
正字はに作り午(ご)声。〔説文〕十一上に「水なり」とあり、水涯をいう。〔詩、大雅、緜〕「西水の滸(ほとり)に(したが)ふ」、〔詩、大雅、江漢〕「江の滸」のように、経籍には滸の字を用いている。許と(所)とはもと声が近く、とは聖所をいう。滸はもと水辺の聖地をいう語であろう。
[訓義]
1. ほとり、みぎわ、岸べ。
2. 分流。
3. 許と通じ、滸滸は許許、木を伐る音をいう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕滸 ホトリ 〔字鏡集〕滸 ホト・アタリ・ホトリ・コホリ・ミヅノキシ
[熟語]
滸滸▶
[下接語]
烏滸・河滸・水滸・潜滸・芳滸
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報