漂布土(読み)ひょうふど

精選版 日本国語大辞典 「漂布土」の意味・読み・例文・類語

ひょうふ‐ど ヘウフ‥【漂布土】

〘名〙 流紋岩・流紋岩質凝灰岩が変質してできた粘土主成分モンモリロナイト珪酸(けいさん)。淡灰または淡黄色で水を加えると酸性反応を呈する。新潟県はじめ日本各地に産し、石油油脂の脱色精製などに用いる。酸性白土。〔英和和英地学字彙(1914)〕

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岩石学辞典 「漂布土」の解説

漂布土

フラー土(Fuller's earth)と同義.1820年にこの土が発見され,漂布業者が羊毛類の脱脂,漂布に用いた.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報