漆嶋郷(読み)うるしまごう

日本歴史地名大系 「漆嶋郷」の解説

漆嶋郷
うるしまごう

「和名抄」東急本は波良(はら)郷の次に置く。東急本・高山寺本ともに訓を欠く。「日本地理志料」は「奴利之万」と訓を付す。建久一〇年(一一九九)三月一五日の山本南庄下司宗形氏綱田畠売渡状(詫摩文書)に「漆島郷内土土呂木村」がみえる。本庄(ほんじよう)村(現熊本市)の代継(よつぎ)宮の祠官は漆島(うるしま)掃部を名乗り、社頭に漆島の地字があるほか、近くの小川を漆(うるし)川と称するところから、「日本地理志料」「大日本地名辞書」いずれも、中世安富(やすとみ)庄に属した本庄村・本山(もとやま)村(現熊本市)を中心とする地域(「地理志料」はこのほかに九品寺・寺・本・大江・渡鹿・八王寺・長浜の各村をあげる)に比定されるとしている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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