漆門内(読み)うるしもんない

日本歴史地名大系 「漆門内」の解説

漆門内
うるしもんない

[現在地名]福井市中央一丁目

福井城の南部にある漆門の内。慶長六年(一六〇一)北庄きたのしよう城拡張工事により、吉野よしの川は改修されて百間ひやつけん堀として残ったが、百間堀の南、足羽あすわ川との落合い付近は漆ヶ淵とよばれ、近くの城門を漆御門とよんだ。別名はと御門ともいい、土橋を越した対岸に秀康の養父結城晴朝の屋敷があったため、晴朝御門がなまったという(越前国名蹟考)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android