ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「漢武内伝」の意味・わかりやすい解説 漢武内伝かんぶないでんHan-wu nei-zhuan 中国,六朝時代の志怪小説。作者未詳。前漢の武帝の行状を書いたもの。『漢武帝内伝』ともいう。同じような書である『漢武故事』とともに,後漢の班固の作と称するが,いずれも六朝人の偽作と考えられている。『漢武故事』にも記されている武帝の行状のうち,神仙との交渉をおもに述べたもので,特に西王母と会って宴をともにし,仙書を授けられる話が中心になっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by