図書館情報学用語辞典 第5版 「潜在利用者」の解説 潜在利用者 図書館のサービス対象者でありながら図書館を利用しない人々.非利用者の中でも,潜在利用者は,利用する可能性がありながら何らかの原因があって利用しない人々で,民族的,言語的,文化的少数者(マイノリティ),障害者,高齢者,非識字者などが含まれるケースが多い.利用しない原因としては,図書館に対する関心の薄さや図書館利用の必要性を感じないといった理由のほかに,地理的条件,時間的条件,図書館設備の不備,サービス面での問題などが考えられる.これらの原因については,サービスの改善やPR活動などによって排除が可能な場合もあり,問題を解決することで潜在利用者は利用者へと変わりうるため,多くの図書館は潜在利用者を視野に入れたサービスを展開している.[参照項目] サービス対象集団 | 適正利用圏 | 利用者 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報 Sponserd by