潜在失業(読み)せんざいしつぎょう

大辞林 第三版の解説

せんざいしつぎょう【潜在失業】

統計上には表れない失業。希望の職業に就けなくて、不安定な労働条件で働いている者などが存在する状態。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の潜在失業の言及

【失業】より

…家事と両立させながら従事できる仕事を探しても,簡単にみつからないと判断して,求職活動をあきらめてしまうのである。このように,非労働力人口のなかに潜在化した失業を潜在失業と呼ぶことがある。
[失業の類型と発生原因]
 失業はごく抽象的に表現すれば,労働の供給量が需要量を上回るために発生するのであるが,その性質や発生原因が何かという点を区別することが重要になる。…

【失業人口】より

…仕事に就く意思と能力をもち,実際に仕事を探していながら,就業できずにいる人口。失業には,非自発的失業,自発的失業,摩擦的失業などがあるが,こうした完全失業のほかに,偽装失業,潜在失業などと呼ばれる不完全就業もある。 失業の定義そのものはこのように比較的明りょうであるが,その実態を統計的に把握しようとするとさまざまな問題が生じ,国によって微妙な差が生じている。…

【不完全就業】より

…そうした就業のもたらす収入は著しく低く,労働時間その他の就業条件もいたって劣悪なものであり,彼らはより有利な職はないかと血眼になっていた。こうした就業の状態を不完全就業(低所得就業)もしくは偽装失業(潜在失業)と呼ぶ。当時,一部では不完全就業者数1000万人との算定も行われたが,不完全就業の解明を目的とした統計調査(総務庁統計局の〈就業構造基本調査〉など)が整備されてくるにつれて,このような大量な不完全就業のなかでも,ただちに他の職業に移ることのできる,それゆえに雇用政策の当面の目標となりうる転用可能労働力は200万人程度であろうと見積もられるようになった。…

※「潜在失業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

刑事免責

刑事訴訟において,自己が刑事訴追を受けるおそれがあるとして証人が証言を拒否した場合に,証言義務を負わせることと引換えにその罪についての訴追の免除の特権 (免責特権) を裁判所が与えること。アメリカ合衆...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android