潟上村下組(読み)かたがみむらしもぐみ

日本歴史地名大系 「潟上村下組」の解説

潟上村下組
かたがみむらしもぐみ

[現在地名]両津市吾潟あがた

加茂かも湖の南東端に位置する。北は原黒はらくろ村・住吉すみよし村、東は城腰じようのこし村・久知河内くぢかわち村、南は潟上かたがみ(現新穂村)湖岸周辺の低地中央にうらしなうら、北側台地上に越戸こいと、南側台地上に藤巻ふじまきの四集落からなる。永徳元年(一三八一)一一月二一日の知行安堵状(歴代古案)では、潟上の初代地頭本間勘解由左衛門は「久知郷三分一」ほかを安堵されており、この久知郷三分一は潟上、田野沢たのさわ正明寺しようみようじ(現新穂村)をさすとする説がある。潟上本間氏の一族といわれる当村能太夫家の佐渡国加茂郡潟上村能太夫家系(梅ヶ沢能太夫家蔵)によると、潟上殿は代々葉梨弥太郎とあり、五代秀高の注に「是より本間と名乗る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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