潮干狩り(読み)しおひがり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「潮干狩り」の意味・わかりやすい解説

潮干狩り
しおひがり

干潮時の潟 (かた) で貝などを拾う遊び。4~5月が適期で,大潮の日が最良とされる。旧暦の3月3日の節句行事となっていることも多い (青森県蕪島〈かぶしま〉など) 。潮干の語は『万葉集』に「難波潟潮干に出でて玉藻刈る」とあり,古くから行われていたことがわかる。奄美大島から沖縄県にかけては,潮干狩りを浜降りといい,ヘビの子を生まないための禁忌として,ことに婦人のみで行われる習慣があった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む