潮来図誌(読み)いたこずし

日本歴史地名大系 「潮来図誌」の解説

潮来図誌
いたこずし

二巻 井口庵二峰著

成立 天保一〇年

分類 地誌

版本 国会図書館ほか

解説 地元の文人井口庵二峰が紹介した潮来名所記上巻には自作を含め、古今文人墨客の詠んだ潮来の詩歌と、著者祖先が作ったという潮来節を載せ、下巻には「潮来の里は東都五町街にならひし廓なり」と称された潮来遊女町の細見記を収めている。潮来の風景と遊女の踊絵を添えた通俗地誌で、当時の潮来の様子を描写している。

活字本 雑誌「奇書珍籍」二(大正八年)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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