家庭医学館 「潰瘍性口内炎」の解説
かいようせいこうないえん【潰瘍性口内炎 Ulcerative Stomatitis】
歯ぐき、舌、口蓋(こうがい)など口腔粘膜(こうくうねんまく)のいろいろな部位に潰瘍が生じるもので、病変部には灰白色でかさぶたのできることが多く、潰瘍をはがすと出血することがあります。
高熱が出て、口内の炎症や水ぶくれが生じ、ついでそれらが形の一定しない大小の潰瘍となります。
原因として、プラウト桿菌(かんきん)、ヴァンサンスピロヘータ、ウイルスなどの感染が考えられていますが、はっきりしたことはわかっていません。
治療は、アフタ性口内炎(「アフタ性口内炎」)と同じですが、症状のひどい場合には、抗生物質や補液が併用されることもあります。