精選版 日本国語大辞典 「濡れそぼる」の意味・読み・例文・類語
ぬれ‐そぼ・る【濡そぼる】
- [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 =ぬれしょぼたれる(濡━)
- [初出の実例]「足袋裸足のまま濡れそぼって」(出典:東京灰燼記(1923)〈大曲駒村〉七)
- [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ⇒ぬれそぼれる(濡━)
濡れそぼるの補助注記
[ 一 ]の挙例は「ぬれそぼつ」の音便形とも考えられるが、「ぬれそぼれる」「ぬれしょぼる」の項との関連から、本項におさめた。
ぬれ‐しおた・れる‥しほたれる【濡しおたれる】
- 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]ぬれしほた・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 =ぬれしょぼたれる(濡━)- [初出の実例]「形は人にもあらず、影のごとく痩おとろへて、ぬれしほたれたる様にて尋来りける」(出典:発心集(1216頃か)八)