濡れぬ先こそ露をも厭え(読み)ぬれぬさきこそつゆをもいとえ

ことわざを知る辞典の解説

濡れぬ先こそ露をも厭え

一度身を誤れば、もっとひどい過ちを犯してもはばからなくなることのたとえ。

[使用例] 「濡れぬ先こそをも厭え」という国文解釈の課題があった。〈〉「濡れぬ先こそ云云」のが性的に堕落した女子の口実となっているくらいのことは、いかに世間を知らぬ教育者にも解りそうなものである[与謝野晶子*愛の創作|1923]

[解説] 雨などに濡れる前は露のにふれるのも嫌うが、一度濡れてしまうと濡れることなど平気に思ってしまう心理を比喩的に応用したもの。最初はほんの些細なあやまちに始まり、やがて悪事深みにはまり込んでいくさまに用います。

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デジタル大辞泉の解説

濡(ぬ)れぬ先こそ露をも厭(いと)え

濡れる前は露をさえ厭うが、いったん濡れてしまうと、いくら濡れてもかまわなくなる。一度過ちを犯すと、もっとひどい過ちを平気で犯すようになることのたとえ。

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