瀬場谷岩体(読み)せばだにがんたい

最新 地学事典 「瀬場谷岩体」の解説

せばだにがんたい
瀬場谷岩体

Sebadani mass ,Sebadani metagabbro mass

愛媛県新居浜市,別子地域三波川変成帯の瀬場谷中流に露出するブロック状変斑れい岩体。瀬場谷変斑れい岩体とも。厚さ数mの外縁部を除く大部分が粗粒の苦鉄質岩からなる。ざくろ石緑れん石角閃岩に富むが,一部にエクロジャイトが残存するため,エクロジャイト相の変成作用を受けた後,上昇時に緑れん石角閃岩相(アルバイト黒雲母帯相当)の後退変成作用を受けた。A. Takasu(1984)は本岩体の外側の苦鉄質片岩にのみエクロジャイト質片岩化(ざくろ石+オンファス輝石の形成)が見られるとし,本岩体(異地性)の固体貫入による接触変成作用を提案したが,その後,より遠方から多数のエクロジャイト質片岩が見つかり,これらと本岩体を含む広い範囲が,エクロジャイト相変成作用を経験した「エクロジャイト相ユニット」をなすと再解釈された。参考文献青矢睦月ほか(2017) 地質雑,Vol.123:677

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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